さよならマリン

昨日の朝から急に息が苦しくなり、
餌も食べなくなる。
高濃度酸素機を借りてきて、囲いを作った。
息は幾分よくなる。
すごく辛そう。
そして、

12時 マリン 最後の時を迎える。

最後まで頑張りました。
沢山のメンバーに愛されて、みんなと過ごせた一生でした。
会いに来てくれた方々、サポートしてくれたメンバー ありがとうございました。

 

調べてみるとマリンは2011年の秋に生後半年くらいでタオに来ました。
だから11歳~12歳
南側のプラスティックの箱の中に捨てられていたのを、
渚の交番 巡査長 高橋さんが拾って保護。
僕の携帯に何度も何度も電話をかけてきて、
”ねぇ~かっていい~~? いい~?”
と言ってきた、飼っていい?って店で世話するなら、
それはタオで飼うことになるんじゃないかと? との心配している間に
10日もせずに早々に店内に育児放棄。(原因は車の中でおしっこをしたことだった)
餌をあげると、キャンキャン喜んだ。
マリンが食い意地が張っていたのは、この2度の育児放棄からによると思われる)

それからは 、タオのマスコット犬として、
いつも店の中央に座って、スクール生からメンバーまで
愛層のない店長に代わって、みんなに愛層を振りまいて、迎えてくれた。
そのおかげで、タオは大きくなった。
沢山のいいことを呼び込んでくれた。
マリンのことを、自分の飼い犬のように思って可愛がってくれるメンバーもいて、
1日に何度も散歩に連れていってもらえた。

マリンという名前だけど、海は大の苦手で
サップに乗せて、ちょっと沖に出ようとすると、
飛び込んで泳いで逃げ出していた。

来てくれてありがとう。
可愛がってくれてありがとう。

 

日曜日 異常なし

火曜日に 大好きなご飯を食べなかったのと、散歩中に倒れたといことで、念のための受診。
しかし、結果は肺に沢山のポリープが見つかり、先生の顔もみるみる曇っていく。脾臓のがんからの肺転移の可能性大の診断。
余命宣告 1か月  (1か月ももたないと思うとことだった)
脾臓の摘出手術をしようにもそもそも、すでに手術には耐えなれないかもしれない。とのこと 血液のデータ悪い 打つ手なしの診断。
そんな! こんなに元気なのに! はぁ~~~? と先生を問い詰める。

水曜日 前日に比べると、呼吸がくるしそう。
でも、歩き回って、ごはんも結構たべた。

木曜日 さらに呼吸がきつくなる。
ごはんが減って、歩く量も減って、うづくまっている時間が増える。

金曜日 呼吸は相当つらそう。 体が大きく動いている。
ご飯はすこしだけ食べた。

土曜日 呼吸は走った後のようにゼーゼー。 朝からごはんも食べない。
水だけは飲んだ。 急いで、高濃度酸素室用意。

日曜日 深夜 永眠。

好きだったもの ご飯。
嫌いだったもの 海。
顎をさすられるのが、大好きでした。

今日は涙が止まらず スクール出来ませんでした。

みんなが祭壇を作ってお花を飾ってくれました。

今日は何人も弔問にきてくれました。

う~む そうひつ感がすごい。

さよなら マリン。

 

10/2 みんなが帰った後、一人通夜
祭壇はみんなが持ってきてくれた花束で飾られている。
空と月が虚しいくらいに綺麗でした。
急に後ろで花火が上がりました。
あっこれで飾りつけ完成だよ、マリン。

目の前のビーチはマリンの散歩コース。
この海岸を何度、散歩しただろうか。

部屋の中にポツンと置いてあるマリンソファーに
マリンがいないのが、たまらなく
しつこく餌をねだるマリンがいないのは、なんとも拍子抜けする。
振り向いたら、またそこに座っていそうな気がして、
何度か振り向いてしまうけど、
やっぱりマリンはいないんだなぁと
今になって、もっとこうしておけばよかった あーしておけばとか…
大切なものを失いました。

 

ピンピンころりは人の世の理想だが、
犬なのに
ピンピンころりは ずるいぞ、マリン。